本当に何も出来なかった。
その一言に尽きる。
前半はまだ良かった。4月から勤務先が家から近くなり、朝もゆっくりできると安心していた。
おかしくなったのは夏頃から。
夏休みに家族が体調を崩し、看病していたらつられて自分もダウン。そこから家族も自分も頻繁に体調を崩しやすくなり、子供達がお互いに病気をうつしあわないように寝る部屋を別々にした結果自室を使えなくなり、PCや楽器に触れなくなる。結果さらにストレスが溜まり精神的にも追い詰められとうとうバンド活動を休止。
それで落ち着くかと思いきや今度は自分が夜寝る時に酷い咳が出て眠れなくなる。病院に行くと喘息との診断。ちょっとしたことでゲホゲホときつい咳が出てしまい、会社もちょくちょく有給を使った。しかし育児は休めない。咳を我慢しつつお風呂や寝かしつけをする日々。
咳の原因は恐らく過労。仕事に育児、車の買い替えや旅行など自分が思っていた以上に頑張りすぎたのだろう。10月、11月も体調不良の日が多かったが、これを書いているここ最近
(12月)になってやっと体調が落ち着いてきたように思う。それでもまだ気を許すと喘息のやつが顔を出すので油断は禁物だ。
結果として、バンド活動はおろか創作活動もろくに出来なかった。でも、仕方ないと思う。やはり1歳と4歳の子供たちの育児をしながらそれらを両立すること自体がかなり難しいのだと思われる。そこに昨今のコロナ事情や体調不良が絡んでくれば当然無理なのだ。
それでも、本当に少しだが、やったことはある。
ひとつは落書き。
PCも触れない楽器も触れないならばせめて絵を描くしかない、ということで夜な夜な手帳やノートに無我夢中で絵を描いた。当初の目的は自分の精神安定のためだったが、結果として画力が明らかに上がった。自分の中で音楽スキルにイラストスキルが追いついていなかった感があったので、これは素直に自信を持って良いと思う。
ふたつめ。
ほんのちょっとだがCubaseのスキルがあがった。まだまだ触れている時間が圧倒的に足りないが、やはりSONAR時代の経験があるからかミックスの仕方は大体わかってきた。あとはとにかくたくさん触って色々な楽器(ソフト)を使って、ちょっとずつ慣れていくしかないと思う。
それからピアノスキルが上がった。これも同じくストレス解消のためにやったことだが、コード勘というか、なんとなくこうすれば良い感じになるというセンスをいつの間にか身につけていた。もっとピアノ上手くなりたいと素直に思った。そうすればきっと、作曲スキルも自然と上がるはずだ。
まとめると、体調を崩して絶不調だったがそのストレスを解消するためにガムシャラに絵を描いたり楽器を弾いたりしたことで、創作の地力があがった年だったと思う。
表立った活動はほぼ出来なかったが、この努力(?)はきっと来年以降に活かせるはずだ。花開くはずだ。そう信じて来年の目標は、『健康第一』でいこうと思う。
やはり、健康でなければ何も出来ないんよ・・・。
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